住まいの設計工房アデックス・キッチン特集[1]

 

2017.06.12

 

キッチンは、家族の健康を守るための場所。
笑顔のカギはキッチンにあり!?

 

『ie-Photo 家フォトギャラリー』では、ieto.meでご紹介している設計事務所のさまざまな建築を展示しています。その『ie-Photo 家フォトギャラリー』から、ひとつの設計事務所のキッチンスペースに焦点を当て、 見てみたいと思います。

今回は、「住まいの設計工房アデックス」の設計するキッチンに注目します。アデックス設計の住宅の中から「西市の家」「津寺の家」「久々井の家」の3つを取り上げていきます。
まずは「西市の家」のキッチンから。

 

住まいの設計工房アデックスのつくるキッチンスペース

ポイント! ~忙しい日々を送る主婦の負担を軽減する家事動線~

 

【西市の家】

住人からのオーダー:おしゃれなオープンタイプのキッチンを希望。

キッチンセットと換気扇はトーヨーキッチン。
オール電化キッチン。
コンロ脇の壁にはガラスモザイクタイル。

 

キッチンセットとダイニングテーブルを一体化した場合もあるが、向かい側へ行くのに大回りしないといけないので不便。ここでは、ダイニングテーブルは離して通路を設けている。

 

「オープンタイプキッチン」

〈特徴〉
・ダイニングやリビングと繋がっていて、調理をしていても家族と会話できる。
・仕切られていないので明るい。
・まる見えなので、片付いていないと目につく。
・調理中の匂いがダイニングやリビングまで広がる。

オープンタイプのキッチンは、いつもキレイにしておくことが重要です。他に客間があるとか、リビング・ダイニングは親しい人が集まる場所ということなら、そんなに気を遣わなくてもいいかもしれません。

また、匂いのことも気になる方は対策が必要になります。おいしい料理の匂いなら、広がっても気にならないという方ならデメリットにはなりませんね。

西市の家のキッチンは、タイル張りの壁に付いているので、オープンタイプでも「ペニンシュラキッチン」スタイルのようです。「ペニンシュラキッチン」は、アイランドキッチンの左右どちらかに壁があり、キッチンが半島(ペニンシュラ)のように突き出ているものを言います。

 

キッチンと他の空間とのつながり

・キッチンの端には、向かい合うように勝手口が。ゴミ出しなどにも便利な動線。
・タイル張りの壁の向こうには収納スペースもある。タイルの壁が目隠しの役目も果たしている。
・タイルの壁の奥にある扉で脱衣室へとつながり、脱衣室の両隣に浴室と洗面室がある。
・さらに洗面室は階段とリビングへの扉にもつながっているので、キッチン→脱衣室→洗面室→リビング又は階段へと家事をする上での動きにストレスがない。

家事はとかく、複数の作業を同時進行してこなしていくもの。仕事から帰って、料理をしながらお風呂の準備。さらに洗濯まで同時に行なったりもします。
小さなお子さんがいたら、余計に家事のためにあちこち動き回るのは避けたいところ。
西市の家では、キッチンと他の空間との行き来がとってもスムーズ。そして、見せたくない部分には目隠しもあり、落ち着いて家事ができる環境です。

振り向くとすぐ勝手口から外へ出られる。

タイルの壁の反対側にある収納。左が収納扉。飾り棚は光を取り入れる役目も果たしている。

目隠しにもなるタイル壁の向こうは脱衣室への白い扉。白一色の空間なので扉が目立たない。

リビングから洗面室へ。左の扉で脱衣室へとつながり、その先は浴室。洗面室右手側の先には階段がある。

料理をしながらリビング・デッキ・和室も見渡せるキッチン。左の壁の引き戸から洗面室・階段へ通じている。

 

 

アデックスのこだわり

家を建てる若い世代では、共働き夫婦が大半を占めています。
仕事から帰って急いで家事をする、そんな毎日に最も重要なのは、ムダのない・疲れない家事動線です。

アデックスが設計するキッチン周りは、ほとんどが家事に負担のかからない『回れる家事動線』になっています。家事のための歩数が少なければ少ないほど疲れません。
せっかく建てたわが家で、料理や掃除・洗濯のために疲れてしまうなんて、イヤですよね。
家族みんなが、家での暮らしを愉しんでもらえるように、家事仕事を楽にする設計を心がけています。

 

~がんばって仕事をして帰ってきたんだから、家では寛ぐ時間を大切にしてほしい。~
そんな想いが込められた設計です。設計は家事の補助も担えるんですね。

家を建てるということは、単にハコを作るのではなく、これから先の暮らしや健康を良好にしていくこと。
建築家の専門知識に頼ることも必要です。どんどん頼って、住み心地の良いわが家をつくりましょう。

 

帰宅してからのごはんの支度も、家族の笑顔とともに。

 

 

次回は、「津寺の家」のキッチンに注目します。おたのしみに。

 

〈関連リンク〉

住まいの設計工房アデックス・キッチン特集[1]

住まいの設計工房アデックス・キッチン特集[2]

住まいの設計工房アデックス・キッチン特集[3]

西市の家 [ 住まいの設計工房アデックス ] ie-Photoギャラリー