その17 普段の和食に白ワイン!
2020.06.25
今日もおウチでまったり…、そんな雨の日の休日。
じめっと少し重たい気分の夕暮れ、ごはんのお供に飲みたくなるのが、爽快感のある軽めのお酒だ。
少し冷えた白ワインなどは、この時期ぴったりなのだが、そのためにわざわざイタリアンだのフレンチだの、しゃれたメニューを考えて用意するのもちょっとハードルが高いし。できればいつもの晩ごはんで飲み合わせたい。
こんな時、比較的和食ともよく合う銘柄やぶどう品種をいくつか覚えておくと便利かも、と思う(ワインはとにかく銘柄が多すぎて悩ましすぎるのだ)。
例えば、コルテーゼというぶどうから作られるイタリアの「ガヴィ」。これは、柑橘系の酸がしっかりあるので、焼き魚にはとても合う(はず)。日本のぶどう品種“甲州”も、同じ風土なので上品な和食にはぴったりな気がする。ほかに、オーストリアのぶどう品種“グリューナーヴェルトリーナー”なども、お菜(かず)に合わせやすいと個人的には思う。
はつらつとして軽快、ほどほどに厚みもあって、食事とのバランスがとりやすく、口あたりがピュアで、香りが強すぎず、和食といいハーモニーを醸し出す、そんな白ワインが理想なのだが(笑)。
高価なワインではなくて普段のごはんにも合わせられる気取らないテーブルワインが見つかれば万能に回せる。
とはいえ、ワインはとても奥が深いので、色々試してみて面白いマリアージュが発見できたら楽しいかな、と思う。
焼き魚の定番・塩サバにガヴィは合いますぞ♡
■カステーロ・ディ・タッサローロ GAVI(イタリア)【左】
コルテーゼというぶどうからつくられる、ピエモンテ州の白ワイン。酸がしっかりしていてミネラル溢れる味わいが特徴。魚介類との相性が抜群です(SO2無添加・ヴィーガン)。
720ml/2884円(税込)
■リスト・グリューナー・ヴェルトリーナー(オーストリア)【右】
家族経営の小さなワイナリーから生まれたみずみずしいビオワイン。爽快でピュアな飲み口が印象的。1リットルサイズでお得な一本。
1000ml/1980円(税込)
※ヴィーガンワインとは
ワイン造りは、澱引き(清澄)の際に、卵白やゼラチンなどが使われることがありますが、それら動物由来の物質を一切使わないで造るワインです。代わりとして粘土(ベントナイトやカオリン)などを用い、濁りを沈殿させていきます。
文:酒のみむら|三村佳代子
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