その25 中国生まれの岡山育ち 大粒でおいしい“岡山甘栗”

2021.11.04

 

10月、11月といえば、おいしい天津甘栗が出回るシーズン。
中国栗は甘みがあって渋皮ごとつるんと剥けるので、パクパク食べられておやつにもちょうどいい。

その天津甘栗と同じルーツをもつ「岡山甘栗」をご存知だろうか。

岡山県が中国栗の苗木から選抜育成してきた新品種らしく、大きさは天津甘栗の約1.5倍。クリタマバチなど害虫にも強く栽培にも手がかからないので品質自体とてもオーガニックなのだそうだ。糖度が高いので焼き栗にするとおいしいらしい。

この夏、岡山甘栗の栽培と企画販売に携わるTさんご一家とご縁があり、そのウワサの「焼き栗」が食べられるというので、先日さっそく実演販売にお邪魔してきた。

専用のロースターから漂う香ばしい香りに誘われて、イベント会場では多くの人が足を止めて買い求めていた。焼きたての岡山甘栗は、ほくほくで、加糖していないので天津甘栗よりもさっぱりとした甘さ。なにも手を加えられていない自然そのもののおいしさだ。なにより、天津甘栗同様、つるんとキレイに皮が剥けるのがうれしい。当日の売れ行きも好調のようだった。

持ち帰り、飲みかけの軽めの赤ワインがあったので合わせてみたら、意外にもイケる。11月のボージョレーの解禁に合わせて、焼き栗で乾杯するのもオシャレかもしれないなあ…、なんて思ったり。

天津甘栗よりも色が薄くて、ほくほくした甘さ

 

■岡山甘栗

中国栗は気候などの違いから日本での栽培は無理とされていた中、勝央町で偶然一握りの中国品種の苗木が育ち実を結んだことから誕生したそうです。岡山県の林業試験場が選抜育成し、2008年に新品種として登録。県北などで栽培農家が増え、ブランド化が進められています。岡山1号と岡山3号を混植させて実らせたものが「岡山甘栗」として流通しているようです。

 

勝央町や蒜山など県北で栽培されている「岡山甘栗」

文:酒のみむら|三村佳代子

 

〈酒のみむら表町店からイベントのお知らせ〉

「ギター演奏とともに オーガニックボージョレーを楽しむ会」
日時 : 11月18日(木)18:00〜21:00
場所 : 酒のみむら 表町店(岡山市北区表町3丁目6-21) 

スペシャルゲスト:荒木博司(ギター)

※お好きな時間にお気軽にご来店ください。
1グラス500円〜(おつまみ別途有料)

 

 

 


酒のみむら プロフィール
「からだにやさしい、おいしいお酒と食のある
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焼酎、ナチュラルワイン、伝統調味料、自然食
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会なども定期的に開催してます。

【 表町店 】
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TEL&FAX 086-206-5001
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営業時間 火・水曜日 15:00〜19:00
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【 加茂店 】
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