2 建築家のしごと6~ぶらぶら会場を巡ろう
2019.06.04
巡る人:ライター 松田祥子 & 編集 家戸美衣子
抜け道いっぱい! 路地を楽しもう
隣にある「滔々-とうとう-gallery1」を見学しました。
うつわを始めとした手仕事の品。どれも美しいです。
家戸「うつわ、きれいだなぁ」
うっとり眺めていたら、平野建築設計室の平野さんとばったり。
平野「これからもう一つの会場に向かいますが、一緒に行きます?」
「ぜひ!」ということで、平野さんに街を案内してもらうことになりました。
平野さんとブラブラ街を歩く「ブラヒラノ」の始まりです。
平野「じゃあ、まずこっちに…」
平野さんの後をてくてくついていきます。
松田「この路地を通るの初めて」
家戸「あれ? ここに抜けられるんだ!」
松田「いつも大きい道をまわっていたから、こんなにもショートカットになるなんてびっくり」
平野「そうでしょ。倉敷というと美観地区の川沿いや本町通りがメイン道路なんですけど、抜け道がたくさんあって、いろんなところにつながってるんです」
松田・家戸「ほぉー」
平野「そういった路地ができたいきさつもおもしろいです。
しごと展では、倉敷中心部の路地を歩いて調査した内容を展示してます。あとでじっくり説明を(笑)」
平野「まずはここで、昔の倉敷の様子を見てみます?」
建築家のしごと展のイベントではないですが、倉敷を歩くならこれを見ておくとおもしろいです…
~「大橋家が撮った、倉敷」江戸時代に水田や塩田、金融業で財を成した大橋家に残されていた昭和初めの懐かしい倉敷のビデオ上映(12分)開催中です。6月9日(日)まで入場無料/廣榮堂2階「刻の美術館」にて~
平野「昭和4年なので、今から90年前ですね」
松田「お祭りの様子、通りがなんとなく分かりますね」
家戸「倉敷って競馬場があったんですか」
平野「そうそう、老松には競馬場のカーブがそのまま残ってますよ」
家戸「へぇ~、知らなかった!」
つづく