第1回  屋根のかたち 1 「片流れ」「切妻」

2023.02.23

 

『施主さんのための建築用語集』

 

<はじめに>

家づくりを考えはじめ、建築家と出会い、いざ打ち合わせとなったものの

「何をどう伝えて良いか分からない」
「説明される専門用語が分からない」

といったケースが多々あると思います。

家を建てる時に知っておくと、なにかと便利な建築用語。
ほんの少しでも知識があれば、打ち合わせがスムーズに進むかもしれません。

そこで、新たなコンテンツ、
ビギナー向け「施主さんのための建築用語集」をはじめることにしました。

順次いろいろな用語を掲載し、建築用語集を作っていきます。

たくさんのことが同時進行する家づくり。
知らない言葉が少しでも減って
モヤモヤせず納得できる打ち合わせの一助となればと願っています。

 


 

初回は、屋根に関する用語から。
屋根の形状は様々ありますが、ここでは主だった形状の建築用語を数回に分けてご紹介します。

 

 

<屋根のかたち 1>

 

 

片流れ

 

 


「片流れ-かたながれ」

  • 1方向に傾斜した形の屋根。高窓を配置できるので採光面でメリットがあるとされる。

 

 

ieto.me掲載建築家のつくる片流れの家 一例

上平良の家 [ TENK / テンキュウカズノリ設計室 ]
http://ieto.me/ie-photo/tenk-house-in-kamihera/

おもちゃ王国キャンプ場 瀬戸内ナチュラルフィールド [ ARTBOX建築工房一級建築士事務所 ]
https://artboxkenchikukoubou.com/works21.html

 

 

 

切妻

 

 


「切妻-きりづま」

  • 本を開いて伏せたような山形の屋根。単純な形状なので屋根のつなぎ目からの雨漏りがしにくいとも言える。

 

 

ieto.me掲載建築家のつくる切妻屋根の家 一例

KAKASHI [ TENK / テンキュウカズノリ設計室 ]
http://ieto.me/ie-photo/tenk-kakashi/

ホリナンの家 [ 平野建築設計室 ]
http://ieto.me/ie-photo/hirano02/

 

 

建築家から提案される物件の場合、少し複合的な屋根形状になる場合もあります。

外観デザインのご希望など伝えたい場合は
最初に写真等の資料を提示して
情報を共有しておいた方が良いかもしれませんね。

 

 

【参考文献】

『建築知識 2020年9月号 No.790』キモの寸法から最新ウラ事情まで分かる 建物用語図鑑(2020)エクスナレッジ

『14 世界で一番やさしい建築用語』(2009)エクスナレッジムック

 

 

ピックアップ記事

関連記事一覧